レア度:5の希少部位『ミスジ』
部類:肩
とける油とうまみが豊富な希少部位『ミスジ』
このページでは
- 1頭の牛からミスジはどれだけとれる?
- ミスジは希少部位なのか?
- ミスジの味や食感
などわかりやすく紹介しています。
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ミスジの語源って何?
焼肉好きの方はもちろん、そうでない人たちにもファンが多いと言われているのが「ミスジ」でもあります。
希少部位でもあるミスジは、牛の肩から腕にある部位で、肉の中に大きい3枚の筋が入っているのがミスジと呼ばれるようになった由来とされているのです。
ちなみに、「ひうち」という呼ばれることもあります。
ミスジの断面ですが、外国産は「牛タン」、和牛の場合は木の葉模様に見えるのが特徴とされています。
一頭の牛からどれほどのミスジが取れるの?
ミスジは肩甲骨の内側についており、一頭の牛からわずか3kg程度しか取れません。
そのため、牛のお肉でも希少部位とされているのです。
牛は肩から腕をよく動かすのが特徴であり、それだけ運動量が多い部位でもあります。
このように運動量が多ければ多いほど筋肉質で硬くなり、逆に運動量が少ない程柔らかい状態になります。
ミスジの触感が柔らかいのはどうして?
ミスジの触感の柔らかさは焼肉ファンでもおなじみですが、この部分はいつもあまり動かさないのが理由です。
固く緊張することが少ない部分となるため、肉質はとても柔らかいのです。
この部分は赤身と脂身のバランスが程よくなっており、柔らかな食感なのですが、脂身が多くないことからくどくない味わいを楽しむことができます。
ミスジってどのような食感があるの?
ミスジの部分は融点、すなわち、食肉の脂肪が溶け始める温度が比較的低いこともあって、口の中ではとろけるような食感を味わうことができます。
全体的に歯切れが良く、あっさり感を覚える人が多いです。
また、肉質が良いこともあって味がしっかりしており、甘みや風味を堪能できるのも嬉しい点ではないかと思います。
濃厚な味わいでいすので、霜降りでも格別な美味しさを堪能できると評判です。
一方で、牛タンのような食感に例える方もいますが、どちらかというと、噛むよりも舌で押しつぶすといった方が良いかもしれません。
とろけるみたいな感触の中にも、肉自体が持つ旨みをきちんと堪能できるのが、ミスジの大きな特徴と言えます。
ロースやモモなども美味しいですが、それらとはまた違う、別世界を楽しむことができます。
ミスジの美味しい食べ方は?
ミスジを美味しく食べたいのであれば、薄切りにしてすき焼きやしゃぶしゃぶにするのもひとつの方法です。
実際に、ミスジを薄切りにして提供する飲食店もあります。
また、美味しさにこだわるのであれば、焼肉やステーキでいただくのもいいでしょう。
焼肉ならミスジステーキにもおすすめです。