レア度:5
部類:腸
このページでは
- 牛の部位『モウチョウ』のどこの部位?
- 牛の部位『モウチョウ』どんな肉?
- 牛の部位『モウチョウ』美味しい食べ方
などわかりやすく紹介しています。
合わせて読む
モウチョウはどの部位なの?
モウチョウとは、牛の腸のなかの盲腸のことです。牛のモウチョウは直径10センチくらいで、やや固めですが適度に肉がついていて、ほどよく良質の脂が乗っています。
モウチョウには、大テッチャンという別名もあります。テッチャンとは、韓国語で大腸を意味する「テチャン」に由来する言葉です。大テッチャンとは、腸にある大きな部位という意味なのでしょう。そのほかに、メンチャンという名でモウチョウが呼ばれることもあります。
1頭の牛からどれくらいの量がとれるの?
1頭の牛からは、約1キロから1.5キロ程度のモウチョウがとれます。食材として非常にレアな部位で、焼き肉店でもメニューに置いていないこともあります。見つけたら、ぜひ味わってみましょう。
モウチョウの食感とおいしい食べ方とは?
モウチョウの大きな特徴は、ほどよい噛み応えと適度な脂身があることです。ショウチョウよりも肉は固いですが、モウチョウは脂の質がいいため、より甘く濃厚な味わいを楽しむことができます。固めの肉質を生かして、海外ではこの部位を使ったソーセージも作られています。
食感はダイチョウに似ていて、モウチョウを噛みしめると、肉厚の身の歯ごたえと脂の甘味を楽しめます。脂が乗っているのに、モウチョウの風味は意外にもさっぱりとしています。この部位の調理法としては、焼き肉、もつ鍋が定番です。またラーメンの具としてモウチョウを加えてもいいでしょう。
焼き肉にする場合は、適当な大きさにカットしたモウチョウを、タレに30分ほど漬けておきます。しっかりと炙りますが、焼き過ぎには注意しましょう。モウチョウのせっかくのおいしい脂を、流しすぎない程度に焼くことが大切です。表面に香ばしい焦げ目がつくことが、焼き上がりの目安です。
希少部位はネットでも買える店は限られている
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モウチョウでもつ鍋にするなら、食感の似ているダイチョウも加えてみましょう。モウチョウは希少部位なので、一度にたくさん手に入るとは限りません。ダイチョウといっしょに煮込むことで、もつ鍋がボリュームアップします。ダイチョウよりも表面はつるつるで、さらに噛み応えのある、モウチョウの味わいがはっきりとわかるのがこちらの一品です。
モウチョウは、中華風の炒めものとしても使える食材です。ピーマンやパプリカなどの野菜といっしょに多めの油で炒め、鶏ガラスープで軽く似て、味噌や豆板醤で味付けをします。仕上げに片栗粉でとろみをつけましょう。
どんな料理に使うにせよ、モウチョウはかならず下処理をしなければいけません。それほどクセの強い部位ではありませんが、水洗いと下茹でをすることで、モウチョウを安心して食べることができるようになります。