レア度:3
部類:肩ロース
このページでは
牛の部位『クリ』どの部位?
クリってどんなお肉?
クリの美味しい焼き方食べ方
クリの栄養について
クリはどの部分?
クリは別名「クリミ」「カタサンカク」「シャクシ」「ウデサンカク」などとも呼ばれる、牛のウデ(カタ)の上腕二頭筋にあたる部位です。クリはウデの中では一番大きな部位になり、上ロースとして提供するお店も。ミスジに隣接しており、牛の上腕三頭筋になります。形が丸みを帯びた三角形をしていてクリに似ていることから「クリ」という可愛らしい名前がついたと言われています。関西圏を中心にその呼ばれ方をします。
クリの特徴は?
赤身肉であるクリの特徴はその脂と赤身のバランスです。筋肉質で脂肪が少ない、歯応えのある赤身でありながら、サシが入り、滑らかな旨味も味わえます。クリは赤身肉らしい食べ応えと、サシの口溶けが同時に味わえる、美味しいところどりの部位、といったところでしょうか。
クリは運動量の多い部位特有の、しつこさがない、あっさりとした旨味が楽しめます。タンパク質豊富なクリの旨味は、赤身肉の中でもトップクラスです。
クリの美味しい調理法は?
クリはウデの中でも特に大きい部位で、上腕三頭筋は3つの筋肉に分かれていることからそう呼ばれます。そのためクリはあっさりとした味わいや適度な歯応え、旨味など基本の味わいは同じですが、それぞれの部位で少しずつ硬さやサシの具合が変わります。上級者になるとそのクリの特徴を活かして、それぞれ料理に生かすこともできます。
ですが基本は赤身肉ですので、クリは火を入れすぎると硬くなるので注意です。焼肉やBBQで焼くなら薄めにカットし、焼き過ぎには気をつけましょう。サッとクリの表面を加熱して、塩やわさび醤油、甘口ダレでいただくのがオススメ。タンパク質が豊富で旨味エキスが強いので、スープにしても贅沢な味わいになります。濃厚でありながらくどさのない味わいは、焼肉のお供にも◎。
特にクリはローストビーフやカルパチョなどにすると、その美しい赤身の断面が美しい一品に。もちろん味や食感の良さは言うまでもありません。もちろんステーキでも美味しく頂けます。クリはくどくない脂の旨味が幅広い味付けや調理法に対応してくれる、ポテンシャルの高いお肉と言えますね。さっぱりでも、こってりでも美味しいです。
クリに合うお酒は?
バランスのいい味わいのクリには色々なお酒をペアリングさせることができます。
赤身肉に定番のビールや、赤ワイン、日本酒…。何と合わせても美味しくいただけますが、クリの赤身と脂のバランスの良さと同じく、お酒の方も香りや風味、重さなどのバランスの取れたものを選ぶと間違いないでしょう。クリは調理の幅も広い部位ですので、料理やその日の気分に合わせて。
クリに含まれる栄養は?美容にいい?
クリはタンパク質が非常に豊富な部位です。タンパク質は髪やお肌を作る基本の栄養ですから、美容を気にする人にも嬉しいお肉と言えそうですね。サシも入っていますが、赤身肉ですのでクリのカロリーもそこまで気にする必要はないのが嬉しいです。とはいえ、もちろん食べ過ぎには注意ですが…。