レア度:3
部類:腸
このショウチョウ(ヒモコテッチャン)のページでは
牛の部位『ショウチョウ(ヒモコテッチャン)』どの部位?
ショウチョウ(ヒモコテッチャン)のとれる量
ショウチョウ(ヒモコテッチャン)の美味しい食べ方など
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【ショウチョウはどの部位なの?】
ショウチョウ(小腸)とは、文字通り、牛の小腸にあたる部位の名前です。この部位は、淡い肌色で、筒状の長い形をしています。
このほかにも、地域によってさまざまな呼び名がショウチョウ(小腸)にはあります。たとえばヒモとコテッチャンという名もよく使われます。これらはどちらも小腸を意味する言葉です。ヒモと呼ばれるのは、小腸が紐のように細長いからです。そしてコテッチャンとは、韓国語で大腸の意味である「テチャン」に、「小」の意味のコをつけて小腸とした呼び名です。
これ以外では、マルチョウ、シロ、ソッチャン、コプチャンなどの名前もあります。
【1頭の牛からどれくらいの量がとれるの?】
牛の腸は約60メートルもありますが、ショウチョウ(小腸)はそのうち約40メートルを占めています。1頭の牛から、約10キログラムのショウチョウ(小腸)をとることができます。
ホルモンのなかでは、ショウチョウ(小腸)は比較的たくさんとれる部位です。そのためわりと安く手に入ります。鍋料理などに、ショウチョウ(小腸)が使われることが多いのはそのためです。ホルモン好きの方には、この部位はもっともなじみの深い食材でしょう。
【ショウチョウ(小腸)の食感とおいしい食べ方とは?】
ショウチョウ(小腸)にはほのかな甘みがあります。それは、この部位にはかなり多くの脂肪分が含まれているからです。ぷりぷりとした食感で、脂特有のジューシーな味わいを楽しめる部位です。高カロリーな食材ですが、コラーゲンやビタミン12も多く含まれています。そのため、美肌効果を期待する女性にショウチョウは人気があります。
内臓のわりにクセは少ないのですが、ショウチョウ(小腸)は食べる前の下処理は必要です。まず水でよく洗い、食べやすい大きさにカットします。それからお湯で5分ほど湯がき、最後に氷水でさっと冷やすことで、ショウチョウ(小腸)の臭みを取ることができます。下処理済みのショウチョウ(小腸)を購入したら、そのまますぐに料理に使えます。
おすすめの食べ方は、焼き肉やもつ鍋煮込み
焼き肉として食べるときは、シンプルに塩コショウで味をつけるか、味噌ダレやニンニクの効いたピリ辛ダレに漬けるかしたショウチョウ(小腸)を、直火か鉄板で炙っていただきます。おいしくいただくコツは、あまり焦がさないことです。焼き過ぎると、ショウチョウ(小腸)の旨味のもとである脂が落ちてしまいます。肉をよく動かして、全体に適度に火が通ったら、すぐに食べるといいでしょう。
もつ鍋は、好みの野菜とショウチョウ(小腸)を煮込む料理です。ニラ、キャベツ、タマネギ、ゴボウなどを、醤油、みりん、酒で味付けをした出汁でショウチョウ(小腸)といっしょに土鍋で煮ます。もつ鍋は、ぷりぷりしたショウチョウ(小腸)の食感を、最大限に楽しめるいただき方です。
極上のもつ ショウチョウはネットでも購入できます
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お店でもショウチョウ(小腸)の料理は安く提供されています。数人でホルモンを楽しみたいときに、ショウチョウ(小腸)は最適な食材です。