レア度:3
部類:尻尾
このページでは
牛の部位『テール』どの部位?
1頭からとれるテールの量は?
テールの美味しい食べ方
などわかりやすく紹介しています。
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テールはどの部位なの?
テールとは牛のしっぽのことです。皮は剥がされますが、骨はつけたままで、適当な長さに切断してテールを流通させるのが一般的です。太い骨の周囲を、赤い肉がぐるりと囲んだ断面となっています。
1頭の牛からどれくらいの量がとれるの?
1頭の牛からは、約1.5キロから2キロのテールをとることができます。牛のしっぽ(テール)は、50センチから60センチほどの長さがあり、付け根に近づくにつれて太くなっています。しっぽの先のあたりはテールエンドと呼ばれ、ついている肉はあまりありません。しかしこの部分からもよい出汁がとれるため、テールの需要はとても高いです。
1頭からわずかな量しかとれないため、テールは牛の肉のなかでもとてもレアな部位です。
テールの食感とおいしい食べ方とは?
テールの最大の特徴は、豊富なコラーゲンが含まれていることです。そのためテールからとった出汁は、冷えるとぷるぷるのゼリー状に固まります。美肌効果を求める女性に、テール料理は人気があります。ただしテールは脂肪も多く含んでいるため、意外にも高カロリーな食材です。
安く新鮮な牛テールが家でも食べれます!
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楽天でも新鮮なテールが安く販売されています。私が良く購入する 「菅原精肉店」はおすすめの人気ショップです。
ぜひオウチテールスープを試してみてください!
テールを調理するまえに、かならず下処理をしておく必要があります。セロリ、ニンジン、タマネギといった野菜といっしょに、適当な大きさにカットしたテールを約1時間ボイルします。浮いてくる灰汁と余分な脂を丁寧に取り除くことで、臭みを消すことができます。
この部位をおいしくいただくために、シンプルなテールスープ、テールシチュー、焼き肉の3つの料理をご紹介します。
テールを使ったもっとも人気のある料理はテールスープでしょう。この料理では、香味野菜とともに、塩とコショウだけのシンプルな味付けで、下茹でしておいたテールをゆっくりと煮込みます。コラーゲンと脂が溶け出し、骨の旨味も加わって、とても力強く味わい深いスープができあがります。
一説には滋養強壮効果があるとも言われ、韓国では気力や体力回復のために、このテールスープが好んで飲まれます。
またこの部位を使った、オックステールシチューは欧米では定番の料理です。この場合、下処理したぶつ切りのテールを、香味野菜、赤ワイン、デミグラソースでゆっくりと長時間煮込みます。完成すると、テールの肉が骨から外れるほど柔らかくなっています。テールの出汁と肉の旨味を堪能するには、この食べ方が一番かも知れません。
また出汁をとるばかりではなく、テールは焼き肉用の食材としても販売されています。この場合、2センチほどの厚さに骨ごとスライスされたテールを使います。肉に十分な旨味があるので、タレはあえて使わず、塩とコショウのみでいただくことをおすすめします。肉の部分は少ないのですが、太い骨周辺の肉には濃厚な味わいがあります。少し固いとはいえ、焼き肉の食材としても、テールは十分なおいしさをもっていることがわかるでしょう。